2014年12月8日月曜日

音楽がうまい??

こんばんは!

唐突ですが、僕はエリックドルフィーと誕生日が一緒なんですね。
シンディローパーとも同じです。

エリックドルフィーはジャズの人なんですが、いろいろな楽器ができたみたいです。
友達じゃないのであまり詳しくはないのですが・・・


そのエリックの紹介に、ジャズがうまいというのがありまして、
楽器の技術というよりはジャズがうまいので、どんな楽器を持ってもジャズができる
という説明でした。


これはジャズに限った話ではないのですが、
楽器がいくらうまくても、音楽的にだめだめということはよくあります。

例えば、練習したばかりの難解フレーズを曲に入れ込んでみて
雰囲気ぶち壊しにしたりとか、
自分は正しいテンポを刻んでいるからといって周りの演奏者に全く合わせないとか、
確かにかっこよくてうまいんだけど、バンドから浮いていたり、メンバーからすると合わせにくいとか・・・


僕はデイヴウェックルが好きなんですが、

彼のドラマーとしての心構えは素晴らしいなといつも思っています。
実際の演奏に関しては、一流のプロだし、プロとして演奏していると思うので、
どうこう言うことではないと思いますが、

彼はドラマーとして客に喜ばれるよりも、メンバーに喜ばれるほうがいいという趣旨のことを言っています。

曲のなかで、いかに自分の力を発揮するかより、いかに共演者を引き立たせるかが重要だ、
今まで練習してきたことが全く役に立たないかもしれないが、それは問題ではない、

というようなことを言っていたと思います。たぶん。


彼のドラムクリニックに行ったときに、「片手ロールはどうやるんですか」と質問した人がいました。
彼は「それをどう音楽的に使うのかい?」と言いました。そして結局教えてくれませんでした。

確かに片手でロールができるからといって、自分の音楽性が広がらなければそれは大道芸でしかないですね。

僕のドラムの先生も大道芸にはなるなと言っていました。音楽的にドラムをたたく。これは分かっているようで実践しづらいのかもしれません。




話は長くなりましたが、

楽器がうまくなるのは簡単なことです。言い切ってしまえば簡単なことです。

誰にでもできます。時間と根気さえあれば。


ただ音楽的かどうかとなれば、これは時間や根気の問題ではなさそうです。


僕のレッスンでは、このことにとても注意を払って教えています。
何が音楽的によいのか、どうすれば心地よい演奏ができるのか、
共演者を満足させられるのか、などなど・・・


デイヴのクリニックでは、受講者全員の手拍子に合わせてデイヴがドラムをたたく一幕もありました。
手拍子は四分音符なんですが、デイヴの話からすると、この手拍子も「音楽的」にたたく必要がありました。しかし、受講者はテンポもダイナミクスも何の変化もつけず、ただ一辺倒に手をたたくだけでした。

ただ規則的に手拍子を打つことが音楽的なのか。彼のクリニックを受ければそうではないことが分かったはずなのに、残念でした。



ドラマーにできることは実は少ないです。というより明らかに少ないです。

テンポキープとリズムキープとダイナミクス、これにいわゆるパーカッシブな音を加えて表現の幅を持たせることぐらいです。もっともっと考えて、さまざまなことをしているドラマーもいます。ただそれはドラマーの枠を少しばかり超えています。


その限られた少ない役割を、いかに音楽的に果たすか。

これは日々の練習だけではないだろうと思います。


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